【子どもに教えたいお金のこと①】まず伝えたい、お金より大切なこと

金融教育

我が家には、はなちゃん(小学6年生)と、にこさん(小学3年生)の2人の子どもがいます。

最近、来年から始まる「こどもNISA」をきっかけに、ぱぱち(夫)と「子どもたちに、お金についてどう伝えていくか?」という内容の話が増えてきました。

その中で一番話し合っているのは、子どもたちに”お金の価値観をどう伝えていくか”ということです。

仮に「こどもNISA」で積み立てを続けた場合、将来、今小学生の子どもたちにとって実感のわかないような大きな金額になっているかもしれません。

だからこそ、お金だけを渡すのではなく、お金との向き合い方も一緒に伝えていきたいと考えています。

お金の大切さ、稼ぐということ、どう管理していくか…
人生において『お金』は必要不可欠な存在です。

子どもたちに少しずつでも学んでいってほしいです。
身につけてほしい考え方や、伝えておきたいことがたくさんある。

そんな思いから、このシリーズでは、我が家が子どもたちに伝えたい「お金のこと」を少しずつまとめていきます。

今回は、お金のことを伝える前に、我が家が大切にしている思いについてお話しします。

人生において必要不可欠なお金ですが、子どもの頃からじっくり学ぶ機会はどのくらいあるでしょうか?

日本では義務教育でもお金や消費生活について学ぶ機会はあります。
しかし、お金について基礎から学ぶ機会は、決して多いとはいえないのではないでしょうか。

外部講師による金融教育の授業が行われる学校もあるようですが、実際に経験できる子どもはまだ限られているのではないでしょうか。

そして、資産形成について本格的に学ぶのは、高校家庭科で2022年度から必修化された内容が中心です。

資産形成ももちろん大切ですが、その前に「お金はどう管理するのか」「欲しいものと必要なものの違い」「働いて得たお金の大切さ」など、もっと身近なことから学ぶ機会があってもいいのではないか…というのが正直な気持ちです。

ただ、我が家でも、今は特別なことはしていません。
お小遣い帳をつける習慣は身についてきていますが、それ以上でもそれ以下でもありません。

これを機に、一つずつ話をしながら、子どもたち自身がお金について考え、意識するきっかけになればと思っています。

我が家の子どもたちは小学生なので、「働いてお金を稼ぐ」なんてことはもちろんありません。
もっぱらお小遣いや、お年玉が主な収入源で、お金は「もらうもの」という感覚が強いと思います。

そして、そのお小遣いやお年玉の出所は、親が稼いで管理しているお金です。

子どもたちもそこは理解しているようで、お小遣いにしてもお年玉にしても、渡したときは「ありがとう!」と元気に感謝の気持ちを伝えてくれます。

口には出さずとも、心の中で ”これで好きな物が買える” なんて、楽しみな気持ちでいるのかな…そう思うと、とても微笑ましく感じます。
その気持ちは子どもらしくて、とても大切なことです。

ただ、そのお金が、どれだけの努力や責任を背負いながら、家族のためにと働いて得たものなのか。
その背景まで理解するのは、まだ難しい年齢だと思います。

これは子どもたちのせいではなく、今まで私が真摯に話をしてこなかったからです。

お金の価値を知るには、まず「働くこと」の意味を知ることが大切だと考えています。
そこで我が家では、子どもたちにどのような思いを伝えていきたいのか、まとめてみました。

働くことの意味を考える

我が家では、こんなことを子どもたちに伝えていきたいと思っています。

  • お金は、働いた対価として得られるもの

    我が家では、ぱぱち(夫)が会社員として働いてくれています。
    毎朝、子どもたちが起きてくるような時間に家を出て、子どもたちが寝る頃帰宅します。
    子どもたちが寝てから帰ってくることもしばしばあります。

    それだけの長い時間、家族のために働いてくれているのです。
    その労力の報酬として、お給料という形で会社からお金をいただいています。

  • 働くことは、決して楽ではない

    任された仕事に対して責任を持ち、限られた時間の中で成果を出さなければならない。
    また、周りの人との関係性に配慮して、時には自分の本意とは違う思いで動かなければならなかったり、理不尽な思いをすることだってある…
    様々なプレッシャーやストレスを抱えながら働くことは、一般的にも珍しくありません。

    それでもぱぱちは、家族のために日々努めてくれています。

  • 労働=お金とも限らない

    専業主婦の私には実質的な稼ぎがありません。
    それでもぱぱちは
    「自分が働きに出て、ままちは家計を守る。それが今の役割でしょ?」
    と、家での役割も大切な仕事として受け止めてくれています。
    「出来る人が出来ることをすればいい」と、積極的に家事も取り組んでくれます。

    子どもたちにも同様に「出来る人が出来ることを」と、家事のお手伝いをしてもらっています。
    また、お料理や掃除に興味があれば、積極的にチャレンジしてもらい、私はそれをサポートします。
    家族が一つのチームとして、お金にはならない仕事を、”誰かのために”という思いで取り組む。

    労働の結果として得られるものは、お金だけではなく「誰かを思う優しくあたたかな心を育む」ということもあるのではないでしょうか。

まだ実際に働いた経験のない子どもたちには、すぐには伝わらないかもしれません。
それでも、我が家で一番伝えたいことだからこそ、これからも何度でも話し、少しずつ理解を深めてもらえたらと思っています。

そして、ぱぱちが家族を思って働いてくれているように、子どもたちも誰かを思いやり、自ら行動できる人へと成長してくれたら――それが私たち夫婦の願いです。

お金とは何なのか、どう管理したり、向き合っていったらよいのか?
そんなことを書こうと思っていました。

実際に一番初めに伝えたいと思い書き込んだのは、お金そのものについてではなく、根底にある親からの思いを受け取ってもらえたら…という気持ちでした。

人として「誰かのために」という気持ちを大事にしてほしい。
そして働くということは、必ずしもお金を得ることだけが目的ではないんだよ。

”誰かのために、自分にできる役割を果たすことには価値があって、それはお金だけでは測れない大切なもの”

この思いが、子どもたちの心の中で少しずつ育っていくように、親として見守っていきたいです。
その上で、本来のお金の価値や付き合い方などを伝えていこうと思います。

記事を書いたあと、実際に子どもたちへ話してみました。

小学6年生のはなちゃんは、自分なりに考えながら話を聞いてくれました。
一方で、小学3年生のにこさんには少し難しかったようです。

責任や理不尽さ、社会人ならではのコミュニケーションなどは、小学3年生にはまだ想像しにくい内容だったように感じました。

お金の知識だけでなく、「価値観」のような少し抽象的な話は、年齢に合わせて何度も伝えていくことが大切だと改めて感じました。


我が家では、夫婦は「役割は違っても対等」という考え方を大切にしています。
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