自動車保険に限らず、保険って名前を読んだだけでは、どんな補償なのかわからないことってありませんか?
相見積もりを出してみると、保険会社によって補償の名称が違っていたり、補償範囲があらかじめ決められているものもあれば、自分で選べるものもあります。
皆さんは、どんな基準で自動車保険を選んでいますか?
今回の記事では、自動車保険の補償の名称と内容をまとめながら、我が家の自動車保険を見直していく過程について書いていきます。
自動車保険を見直すことにしました
我が家が今加入している自動車保険は、代理店で勧めてもらった保険です。
3年前に、自分の車とぱぱち(夫)の車と、2台分まとめて加入しました。
当時は保険について詳しく調べることもなく、勧められるままに加入していました。
中古車にもかかわらず車両保険を付けていたり、今振り返ると「この補償、本当に我が家に必要だったのかな?」と思う部分もあります。
そんな我が家も、もうすぐ更新のタイミングを迎えます。
せっかくなので、今回の更新を機に自動車保険を見直すことにしました。
「ネット保険は安いとは聞くけど、自分で調べて選択すにはハードルが高いな・・・」
そんな思いもありましたが、できることから始めよう!と思い、まずは読んだだけではわかりにくい補償名と、その内容を調べることにしました。
これ、どんな補償?
※補償内容や特約の名称、選択できる補償範囲は、保険会社や商品によって異なります。実際に契約する際は、各保険会社の補償内容をご確認ください。
車両保険
車両保険とは、契約している車が事故などによって損害を受けた場合に、その損害を補償する保険です。
相手の車との衝突や接触だけでなく、単独事故、物の飛来・落下、火災・爆発、盗難、台風・洪水・高潮などが補償の対象となる場合があります。
ただし、車両保険には補償範囲の広いタイプと、補償範囲を限定して保険料を抑えるタイプがあり、補償される事故は商品によって異なります。
また、免責金額(自己負担額)を設定することで保険料を抑えられる場合がありますが、その分、事故が起きたときには自分で負担する金額が増えます。
車両保険は「車が壊れたら何でも補償される」というものではなく、契約する商品によって補償される範囲や条件が違うことを知っておく必要があります。
我が家は車両保険を外しました
これまで我が家は、中古車にもかかわらず車両保険を付けていました。
今回、更新を機に保険を見直す中で、改めて車両保険について調べてみると、「我が家には本当に必要なのかな?」と考えるようになりました。
もちろん、車両保険を外すことで保険料を抑えられることも、理由のひとつです。
それだけではなく、我が家では、もし車の修理が必要になった場合は、車両保険を使うのではなく、これまで貯めてきた生活防衛費から支払うという考え方にしました。
自動車保険は、事故で保険を使うと、その事故の内容や契約条件によって等級が下がり、翌年以降の保険料が上がることがあります。
そのため、保険料を払い続けて車両保険を付けておくよりも、ある程度の修理費であれば自分たちで負担するほうが、我が家には合っていると考えました。
車両保険を外すことで補償は減りますが、その分、保険料を抑えることができます。
我が家の場合は、「保険で備える部分」と「貯めておいたお金で対応する部分」を分けて考えた結果、車両保険を付けないという選択をしました。
対人・対物賠償責任保険
自動車保険には「対人賠償責任保険」と「対物賠償責任保険」があります。
保険会社によっては、「対人賠償保険」「対物賠償保険」など、少し違った名称で表示されていることもあります。
対人賠償は、自動車事故によって他人を死亡させたり、ケガを負わせたりして、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償される保険です。
対物賠償は、自動車事故によって他人の車や建物などの財物に損害を与え、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償される保険です。
対人・対物ともに、事故の状況によっては高額な損害賠償が発生する可能性があります。
そのため、我が家では対人・対物ともに補償金額を「無制限」にしています。
「無制限」とは、どれだけ高額な損害でも無条件に保険金が支払われるという意味ではなく、法律上の損害賠償責任について保険金額の限度額が無制限という意味です。
我が家は対人・対物ともに無制限
我が家では、もしものときに生活防衛費から支払うことが難しい金額になる可能性があるものは、保険でしっかり備えることにしています。
自分の車の修理費であれば、ある程度の金額なら生活防衛費から対応できます。
一方で、事故によって相手に大きな損害を与えてしまった場合、その金額を自分たちの貯蓄だけで対応するのは難しいかもしれません。
そのため、対人・対物賠償は保険で備えることにし、どちらも「無制限」を選びました。
対物超過特約
「対物賠償を無制限にしているのに、なぜ別の特約が必要なの?」
私も最初はそう思いました。
対物賠償責任保険は、事故によって相手の車や建物などに損害を与え、法律上の損害賠償責任を負った場合に、その賠償額を補償するものです。
ただし、相手の車については、修理費がその車の事故時点での時価額を超える場合があります。
例えば、
相手の車の時価額:100万円
修理費:150万円
だった場合、対物賠償責任保険では、原則として時価額を基準とした損害が賠償の対象となります。
でも、実際に車を修理するには150万円かかる。
このように、「実際の修理費」と「法律上の賠償額」に差が出る場合があります。
この差額に備えるのが、対物超過に関する特約です。
保険会社や商品によって名称や補償条件は異なりますが、時価額を超える修理費を一定額まで補償する仕組みになっています。
我が家では、この対物超過特約を50万円で付けました。
人身傷害保険
人身傷害保険は、自動車事故によって自分や同乗者が死亡したり、ケガをしたりした場合に、治療費や休業損害、逸失利益などの損害を補償する保険です。
実際に受け取れる保険金は、契約している保険金額を上限として計算されますが、自賠責保険や事故の相手方などから支払われる損害賠償額がある場合は、その金額を差し引いた額が支払われます。
人身傷害保険には、補償する範囲によっていくつかのタイプがあります。
例えば、契約している車に乗っているときの事故のみを補償するタイプのほか、他人の車に乗っているときや、歩行中などの自動車事故まで補償するタイプもあります。
保険会社によって名称や選び方が違う
今回、複数の保険会社を比較してみると、同じ人身傷害保険でも補償の名称や選択方法が違っていました。
例えば、チューリッヒでは「車内のみ補償」タイプと「車内・車外補償」タイプから選択します。
一方、SBI損保では「自動車事故補償」と「契約自動車搭乗中のみ補償」の2種類から選択します。
このように、保険会社によって名称や補償範囲の選び方が異なるため、名称だけで判断するのではなく、「どんな事故が補償されるのか」まで確認することが大切だと感じました。
我が家は2台で補償範囲を変えました
我が家では、人身傷害保険の保険金額は2台とも3,000万円にしました。
ただし、補償する範囲は2台で変えています。
ぱぱちの車は「車内・車外補償」タイプ。
私の車は「車内のみ補償」タイプです。
2台とも同じ内容にするのではなく、それぞれに必要な補償を考えて選びました。
また、我が家では、自動車保険だけで大きな保障をすべて用意するのではなく、万が一のときの大きな保障は生命保険でも備えています。
そのため、自動車保険の人身傷害保険は3,000万円とし、必要な補償範囲を考えて設定しました。
2台以上の車を所有している場合は、2台とも同じ補償にするのではなく、それぞれの使い方や必要性を考えて、補償内容を見直してみるのもよいと思います。
弁護士費用特約
弁護士費用特約は、事故などで相手方に損害賠償を請求する際に、弁護士への相談費用や示談交渉の委任費用などを補償する特約です。
特に、自分に責任のない「もらい事故」では注意が必要です。
事故では、被害者と加害者それぞれにどの程度の過失があるのかを示す「過失割合」が決まり、その後、示談交渉を行います。
しかし、自分に過失がない被害事故(過失割合が0:10の事故)の場合、保険会社は契約者に代わって相手方との示談交渉をすることができません。
そのため、相手方との交渉が必要になった場合、自分で対応することになります。
そんなときに、弁護士費用特約を付けていれば、弁護士への相談や示談交渉の委任などにかかる費用を補償してもらえる場合があります。
補償される費用や限度額、対象となる事故などは保険会社や商品によって異なります。
我が家はぱぱちの車だけに付けました
我が家では、弁護士費用特約はぱぱちの車にだけ付けることにしました。
特約の保険料は保険会社によっても違いますが、正直高いな・・・と思いました。
それでも付けることにしたのは、もしものときに相手方との示談交渉を自分で行うことを、負担が大きいと感じたからです。
事故の状況を整理したり、相手方とやり取りしたりすることを考えると、我が家では「これは自分たちだけで対応するのは負担が大きいな……」と思いました。
必要になったときには弁護士に相談・依頼できるようにしておきたいと考え、弁護士費用特約を付けることにしました。
2台持ちなら補償の重複を確認
我が家は車を2台所有していますが、弁護士費用特約は2台とも付ける必要があるのか、気になって調べました。
すると、保険会社によっては、記名被保険者やその家族なども補償の対象となるため、複数の自動車保険に同じ特約を付けると「補償の重複」が起こる場合があります。
補償の対象となる人や事故の範囲は保険会社によって異なるため、2台以上の車を所有している場合は、どの契約で誰が補償されるのかを確認してから付けることが大切です。
個人賠償責任補償特約
個人賠償責任補償特約は、日常生活で他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりして、法律上の損害賠償責任を負った場合に、その損害を補償する特約です。
例えば、自転車に乗っていて他人にケガをさせてしまった場合や、買い物中に誤って商品を壊してしまった場合などが対象となることがあります。
この特約は、自動車保険だけでなく、火災保険や傷害保険などの特約として付けられる場合があります。
また、個人賠償責任補償特約は、記名被保険者本人だけでなく、その家族も補償の対象となる場合があります。
そのため、自動車保険だけでなく、火災保険などにも同じような特約が付いていないか確認することが大切です。
なお、示談交渉サービスが付いているかどうかは、保険会社や商品によって異なります。
我が家はぱぱちの車だけに付けました
我が家では、日常生活で他人に損害を与えてしまった場合の賠償については、自動車保険で備えることにしました。
特に、自転車などで相手に大きな損害を与えてしまった場合、自分たちの貯蓄だけで対応するのは難しい可能性があります。
そのため、相手方への賠償に備えて、個人賠償責任補償特約を付けています。
個人賠償責任補償特約は、火災保険などの特約として付けることもできます。
我が家も「火災保険に付ける方法もあるのでは?」と考えましたが、今回、自動車保険を見直す中で補償内容を確認し、自動車保険に付けることにしました。
我が家が重視したのは、相手方への賠償だけではなく、万が一の事故のときに示談交渉をしてもらえることです。
ただし、示談交渉サービスの有無や補償内容は保険会社によって異なるため、加入している保険の内容を確認してから選ぶようにしました。
一方で、自分や家族が自転車に乗っていてケガをした場合の補償については、医療保険などで備えているため、自動車保険に自転車の傷害補償を追加する必要はないと考えました。
2台持ちなら補償の重複も確認
我が家は車を2台所有していますが、個人賠償責任補償特約を2台とも付ける必要はありません。
個人賠償責任補償特約は、家族まで補償の対象となる商品があるため、複数の自動車保険に同じ特約を付けると、補償が重複する場合があります。
自動車保険だけでなく、火災保険などに同様の特約が付いていないかも確認し、必要な契約だけに付けるようにしました。
ファミリーバイク特約
ファミリーバイク特約は、記名被保険者やその家族が原動機付自転車(125cc以下など)を運転中に起こした事故について、自動車保険で補償する特約です。
原動機付自転車を所有している場合だけでなく、借りた原動機付自転車を運転した場合なども補償の対象になることがあります。
自動車保険にこの特約を付けることで、原動機付自転車について別途保険に加入するよりも、保険料を抑えられる場合があります。
我が家はファミリーバイク特約を付けない
我が家は、原動機付自転車に乗る予定がないため、ファミリーバイク特約は付けませんでした。
必要のない補償まで付けるのではなく、我が家に必要な補償を選ぶことで、自動車保険の保険料を抑えています。
搭乗者傷害保険
搭乗者傷害保険は、自動車事故によって契約車両に乗っている人がケガをしたり、死亡したりした場合に、あらかじめ決められた金額が支払われる補償です。
保険会社によって、保険金の支払方法や補償内容、名称などが異なる場合がありますが、一般的には「定額払い」の補償として、人身傷害保険とは異なる役割を持っています。
人身傷害保険との違い
人身傷害保険は、事故によって実際に発生した治療費や休業損害、逸失利益などの損害を補償する「実損払い」が基本です。
一方、搭乗者傷害保険は、ケガの内容や入院・通院日数などに応じて、あらかじめ設定された金額が支払われる「定額払い」の補償です。
そのため、人身傷害保険と搭乗者傷害保険は、同じ事故であってもそれぞれ異なる形で補償される場合があります。
我が家は搭乗者傷害保険を付けない
我が家では、人身傷害保険で事故による実際の損害に備えているため、さらに定額で支払われる搭乗者傷害保険までは必要ないと考え、外しました。
また、家族のケガについては医療保険にも加入しているため、我が家では自動車保険の搭乗者傷害まで重ねて備える必要性は低いと判断しています。
必要な補償を一つずつ確認し、我が家にとって優先度の低い補償は付けないことで、保険料を抑えています。
2台持ちなら補償の重複もチェック
我が家は車を2台所有しているため、それぞれの自動車保険に同じような補償を付けると、補償が重複する場合があります。
ただし、すべての補償が重複するわけではありません。
そこで、2台の契約内容を並べて確認しました。
| 補償・オプション | ぱぱち | ままち |
|---|---|---|
| 人身傷害 | 車外の事故も補償 | 車内のみ補償 |
| 弁護士費用特約 | あり | なし |
| 個人賠償特約 | あり | なし |
保険料だけでなく割引やサービスも確認
自動車保険を比較するときは、見積もりで表示された保険料だけでなく、契約後の割引や特典、付帯サービスなども確認することをおすすめします。
ネット型自動車保険では、インターネットから申し込むことで割引が適用されることがあります。
ただし、割引の金額や適用期間は保険会社によって異なります。
新規契約時の割引が大きくても、継続時には割引額が変わる場合があります。
また、事故がなく等級が上がったとしても、翌年の保険料が必ず下がるとは限りません。
割引額の変更だけでなく、保険料率の改定や年齢、車の使用状況など、さまざまな要因によって保険料が変わるためです。
そのため、初年度の保険料だけでなく、翌年以降の保険料がどうなるのかも確認しておくと安心です。
我が家のように車を2台所有している場合は、2台目の契約に適用される割引があるかどうかも、保険会社を選ぶ際のポイントになります。
さらに、保険会社によってはロードサービスなどの付帯サービスや、契約者向けの特典が用意されていることもあります。
自動車保険を選ぶときは、
- 補償内容
- 保険料
- 翌年以降の割引や保険料
- 2台目の割引
- ロードサービスなどの付帯サービス
- その他の特典
など、「何を基準に選ぶか」も含めて比較することが大切だと感じました。
保険料の安さだけで決めるのではなく、我が家に必要な補償があり、そのうえで納得できるサービスや割引が受けられる保険会社を選ぶ。
これが、今回我が家が自動車保険を見直して感じたことです。
まとめ
自動車保険の更新を機に、補償の名称や内容を調べてみましたが、保険会社によって補償内容が微妙に違っていたり、同じような補償でも名前が違っていたり・・・
正直、ちょっとややこしいなと感じました。
補償の名称や内容を理解するまでには時間がかかりましたが、調べていくうちに少しずつ理解が深まり、今回は納得して自動車保険を選ぶことができました。
以前までは代理店にお任せしていましたが、今は自分たちなりに補償内容を考えながら、保険を選べるようになったと思っています。
自動車保険は、保険料や補償内容だけでなく、特典や無料サービスなど、比較する項目もさまざまです。
何を重視するかは家庭によって違うため、「これが正解」という選び方はないのかもしれません。
ただ、わからないまま、知らないままでは、選ぶことのできない選択肢が多いことも事実だと思います。
今回、自動車保険について調べたことで、我が家に必要な補償について考えるきっかけになりました。
これからも気になることが出てきたときは、少しずつでも調べて、学んでいこうと思います。
自動車保険を比較してみる
今回、自動車保険の更新をきっかけに補償内容を見直しました。
自動車保険は、保険会社によって保険料や補償内容、付帯できるサービスなどが異なります。
複数の保険会社を比較したい場合は、一括見積もりを利用する方法もあります。
自動車保険をまとめて比較してみたい方はこちら👇🏼



コメント